在校生の保護者の皆様
2023年2月7日
平素より本校の教育にご理解ご支援賜り感謝申し上げます。
昨年10月18日から、本校の学校運営について、教育監査局OFSTED(Office for Standards in
Education)より監査を受け、その結果については12月20日に英国教育省から通知があり、以下の2点について改善案の提出を求められました。
1)Relationship, Sex and Health
Education(人間関係、性教育、健康教育)の項目で英国の学校で義務付けられている教育内容を満たしていない箇所があるとの指摘。
2)理事会との連携の上で、理事会の学校運営への更なる監査体制の強化をするようにとの指摘。
学校としては教育省に対して、上記2点の改善案を中心としたアクションプランを1月5日に直ちに提出をしました。しかしながら、教育省の指摘事項を受けた英国内務省ホームオフィスより教育省による本校のアクションプランの承認を得るまでは、学生ビザのCAS番号の発行を一時的に停止する旨、通知を受けており、ビザの手続きができない状態になっています。現在、英国教育省、英国内務省ホームオフィスとは、学校及び在ロンドン日本大使館より連絡をとり、CAS番号発行の再開を要請しているところです。日本と異なり英国政府機関の対応は全体として時間がかかり、現段階では4月に日本からの新入生を学校に迎えるのは大変厳しい状況と予想しています。
在校生ですでに学生ビザを取得している生徒については、来学期学校に戻って来て、学習を続けることに何の支障もございませんので、ご安心ください。ただ、近日中に保護者の方の帯同ビザから学生ビザに切り替える必要がある方につきましては、学生ビザのCAS番号の発行が一時的に停止しているため、手続きができない状態になっています。個別に早急に対応することが必要になりますので、そのような場合には、すぐに学校までご連絡ください。
上記の状況につきましては、本日礼拝時に全校生徒に説明する機会を設け、共有いたしました。4月に予定通り新入生が入寮できない場合には、コロナ禍の時に培ったオンラインでの授業を併用する形したり、1学期当初に予定されていた球技大会等の日程を変更するなど、対応が必要になると考えております。現在あらゆるチャンネルを使って、CAS発給の一時停止処分が解除になるよう働きかけを続けております。今後の進捗状況につきましては、在校生の保護者の皆様方とも共有するようにいたします。
今回の件でご心配、ご迷惑をおかけいたしておりますこと、心よりお詫び申し上げます。
立教英国学院
校長 岡野 透
eikoku@rikkyo.uk