保護者各位
立教英国学院
校長 岡野 透
新型コロナウイルス対応について 3学期寮費返還の件
日頃より本校の教育にご理解ご支援をいただきありがとうございます。
今般は新型コロナウイルスの影響により、生徒及び保護者の皆様には大変なご心配をおかけ致しております。昨年、4月のロックダウンに引き続き、英国政府は1月5日から変異種コロナウイルス感染拡大により、イギリス現地校をクローズしています。当初予定されていた2月中旬からの英国現地校の学校再開は難しい状況で、改めて3月8日に学校再開を目指すことが報道されています。今回のロックダウンにより、新規感染者数は依然として高い水準にはありますが、1月下旬より減少傾向に転じています。また、昨年12月より始まった英国でのワクチン接種は英国人口の14%にあたる1000万人に1回目の接種が終了しています。2月中旬までには70歳以上の1500万人へのワクチン接種が予定されています。
現在の英国における感染状況及び日英政府の入国者への対応が4月には緩和されることを予測し、本校は予定通り4月に開校できるよう準備をしています。また、12月に英国政府から発表された感染防止策の一つである学校におけるLateral Flow Device Test通称Rapid Test(検査時間30分)の導入準備も行い、2月初旬より教職員対象に検査が始まっています。今後の日英両国の対応策を注視する必要がありますが、最終的に学校を再開できるかどうかは、英国政府の方針に従うことになります。なお、昨年と同様、生徒、保護者の皆様には事前の感染防止の対応について説明会を行う予定です。
1学期に寮費の一部を返還していますが、今回も同様に3学期開校日数をもとに、寮費の返還を致したく連絡申し上げます。
従来よりご説明させていただいておりますように、学費全体に占める食費・寮費の割合は20%と計算しております。この中で取り分け寮の維持管理費につきましては生徒不在時でも一定のインフラ環境を維持していく必要がありますが、1学期同様、必要経費も含め、食費・寮費として学費の20%を皆様にご返還させていただきたくご案内申し上げます。具体的な返還額につきましては、学期によって開校日数が異なりますので、年間開校日数226日中、新型コロナウイルスによる閉校の日数を3学期の開校日数に相当する56日とし、その割合を用いて算出しております。下記、返還する金額を計算方法も含め記しましたのでご確認ください。返還金は生徒個人のポケットマネーの口座に2月10日以降に返還させていただきます。
学校は4月に生徒の皆さんが安心して学校生活を送ることができるように、コロナウイルス対策に全力で取り組んでいく所存です。暫くはこの「コロナ災禍」が続くと思いますが、ワクチン接種の効果を期待しつつ、英国・日本また世界各地におられます生徒・保護者の皆様方の健康が守られますようご祈念申し上げます。
返還する寮費について
高等部 £26100 x 0.2 x 56/226 = £1293
中学部 £24900 x 0.2 x 56/226 = £1234
小学部 £22650 x 0.2 x 56/226 = £1122