【立教英国学院より】新型コロナウイルス対応について 寮費返還の件

保護者各位

2020年7月1日
立教英国学院
校長 岡野 透

新型コロナウイルス対応について 寮費返還の件

日頃より本校の教育にご理解ご支援をいただきありがとうございます。

また今般は新型コロナウイルスの影響により、生徒及び保護者の皆様には大変なご心配をおかけ致しております。既にご案内致しておりますように9月からの学校再開につきましては、すべての生徒が学校に通うことができるようにとの英国政府の方針のもと、現在、教育省、BSA(Boarding School Association)が中心となり、具体的な方策について、検討がなされています。本校でもこの方針に従って、教室、寮、食堂の配置等、準備をする予定でおります。最終的な帰寮日については、英国政府からの通達をもって、生徒、保護者の皆様にお知らせさせていただきます。

3月に英国政府よりすべての学校閉鎖の通知がなされて以来、本校も学校をクローズした状態にありましたが、4月19日にオンライン入学式を行って新年度を開始し、23日よりオンライン授業をスタートさせて生徒の学力の維持向上に努めて参りました。また十分な授業時間確保のため1学期終業も1週間延長し、7月10日までオンライン授業を継続する予定です。

ただ一方ではその間、生徒の皆様は本校の寮での生活はしておりませんので、学校としましては食費を含む寮費の返還を検討して参りました。従来よりご説明させていただいておりますように、学費全体に占める食費・寮費の割合は20%と計算しております。この中で取り分け寮の維持管理費につきましては生徒不在時でも一定のインフラ環境を維持していく必要がありますが、従来より学費の20%を寮費にあてるとご説明させていただいた経緯もございますので、今般これら必要経費も含め、食費・寮費として学費の20%を皆様にご返還させていただきたくご案内申し上げます。具体的な返還額につきましては、学期によって開校日数が異なりますので、年間開校日数226日中、新型コロナウイルスによる閉校の日数を1学期の開校日数に相当する70日とし、その割合を用いて算出しております。下記、返還する金額を計算方法も含め記しましたのでご確認ください。返還金は生徒個人のポケットマネーの口座に7月10日以降に返還させていただきます。口座のない新入生の場合には、9月に口座を開設次第入金手続きを行います。

なお学費の80%にあたる授業料につきましては、本校が他の学校に先駆けてオンライン授業を設定し、生徒の学力の維持向上を図っていること、今回の学校閉校は新型コロナウイルスによる政府声明による閉校であることの理由から、返還は考えておりません。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

今後、学校は9月に生徒の皆さんが安心して学校生活を送ることができるように、コロナウイルス対策に取り組んでいく所存です。学校がクローズしている間、多くの保護者の方々から暖かい励ましのお言葉やコロナウイルス感染防止用品などのご寄付もいただいております。ここに改めてご心配いただきました皆様方に心からのお礼を申し上げます。暫くはこの「コロナ災禍」が続くやに言われておりますが、英国・日本また世界各地におられます生徒・保護者の皆様方のさらなるお体ご自愛を重ねてご祈念申し上げます。

 

返還する寮費について

高等部 £26100 x 0.2 x 70/226 = £1617

中学部 £24900 x 0.2 x 70/226 = £1543

小学部 £22650 x 0.2 x 70/226 = £1404