【立教英国学院より】新型コロナウイルスに関する本校の対応について/3月5日

保護者各位

時下、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
校内は期末考査が終了し、卒業終業礼拝の準備と帰宅の準備が進んでおります。3月7日の卒業終業礼拝への参列につきましては、2月17日にご連絡差し上げた14日ルールのガイドラインに基づき、ご検討いただきますよう改めてお願い申し上げます。ただし、対象地域については最新のものを適用いたしますので、文末備考欄をご確認ください。なお、帰寮日にお子様を車で迎えにくる予定の保護者の方で、このガイドラインに抵触する場合には、校内の建物には立ち入らず、駐車場で待機していただきお子様をピックアップするようご協力をお願いいたします。

校内での感染者は依然としておりませんが、日本におけるコロナウイルスの感染拡大、安倍首相による教育機関への休校要請、クルーズ船の対応状況、更には北イタリアを中心にしたイギリス、ヨーロッパへの感染拡大など、予断を許さない状況が続いております。4月19日の入学始業礼拝、5月2日の球技大会は、現時点では日本政府もしくは英国政府からの渡航規制がなければ予定通り実施する方針に変わりはありません。ただし、すべての保護者の方の入学始業礼拝への参列と球技大会への参加は、4月からの新入生の保護者の方も含め、ご遠慮いただくこととさせていただきます。これは校内で感染者の出るリスクを極力減らすためであり、予定通り新年度が始められた場合でも、最初の2週間は児童生徒の校外への外出は控えることにしております。なお、開校する場合には、日本から帰寮する児童生徒と英国内・ヨーロッパから帰寮する児童生徒を分けることは考えておりません。これは、寮の生活、食事、授業と全てを別々に行うことは、物理的に不可能であるためです。熱や咳、呼吸困難はもちろんのこと、軽度であっても何らかの症状が見られている場合には、国内外を問わず、断じて帰寮しないようご協力をお願いいたします。

感染状況の悪化を鑑み、英国に入国できない状況や学校全体で寮生活を維持できないと判断せざるを得ない場合には、新学期の開始を遅らせることを検討しております。どの程度遅らせるのかは状況により判断しご連絡差し上げることになります。開校が遅れた場合に備え、ITの専門家も交え、オンラインでのビデオ授業の提供やプリントによる学習ができるよう準備を進めております。

なお、もし校内で感染が疑われる児童生徒及び教職員が出た場合には、英国の監督官庁の指示に従い対応にあたることになります。感染状況によって対応が変わるため、4月以降の明確な方針を示せない状況が続いておりますが、今後とも学校とご家庭の連絡を密にとり、お子様に教育の機会が与えられるよう努めて参ります。ご不明な点やご意見がありましたら、学校までご連絡ください。本件に関し、ご理解ご協力をいただいておりますこと、厚く御礼申し上げます。

3月5日
立教英国学院
校長 岡野 透

備考: 対象となる国と地域
日本、中国、香港、マカオ、カンボジア、イラン、北イタリア、ラオス、マレーシア、
シンガポール、ミャンマー、韓国、台湾、タイ、ベトナム