保護者各位
時下、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
昨今の新型コロナウイルスに関する
本校の対応についてご報告いたします。
冬休み明けに多くの児童生徒、教員が日本から帰国いたしましたが、
感染した者はおらず、1月12日に無事第3学期がスタートいたしました。
その後、ご承知のように中国・武漢を中心に感染が拡大し、
イギリスでもかなり深刻な問題として取り扱われるようになりました。
本校でも英国保健介護省(Department of Health and Social Care)の
ガイドラインに従い、アルコールジェルを校内に用意し、
児童生徒職員には感染の予防を徹底、
また全ての来校者にはジェルでの消毒をお願いするとともに、
熱や咳、呼吸困難などの症状が見られる場合には、
校内への立ち入りをお断りするよう対策を講じてまいりました。
2月16日の厚生労働省の会見で、
日本国内で感染ルートが特定できない症例が報告されるようになっており、
新たなフェイズに入ったとの見解が示されました。
このような状況を鑑み、本日現在校内で感染している者は一人もおりませんが、
本校への来校について以下のようなガイドラインを設けることといたしました。
① 過去14日以内に日本、大韓民国、ベトナム、中国、台湾、香港、マカオ、タイ、
シンガポール、マレーシアから英国に入国した方は、症状の有無にかかわらず、
校内への立ち入りをお断りする。
(これらの国につきましては、英国のボーディングスクール連盟からの通達を根拠と
するものです)
② 上記の国々から英国に入国して14日以上経過した方でも、熱や咳、呼吸困難などの
症状が見られる場合には、校内への立ち入りをお断りする。
第3学期終了後も、
高等部2年生の補習授業、Cambridge での語学研修、
英国人家庭へのホームステイ、Collyer’s College への短期留学等の
プログラムが予定されております。
それらのプログラムに参加する児童生徒の健康面と
全ての児童生徒が無事帰宅できるようにすることを第一に考え、
上記のガイドラインを尊守するよう決定した次第です。
2月15日に日本から帰国した教員についても、
症状は全くありませんが、ガイドラインに従い、
2週間の自宅待機の処置をとっております。
3月7日には卒業終業礼拝が行われる予定になっており、
例年、高等部3年の生徒や保護者の方にご参列いただいておりますが、
今年度は何卒、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
今後も状況を注視し、2020年度第1学期の帰寮についてのガイドラインも
追って連絡いたします。
もし何か不明な点がございましたら、学校までご連絡ください。
立教英国学院
校長 岡野 透