旧都オックスフォードで気づいたこと:その瞬間しか味わい得ない時間

旧都オックスフォードで気づいたこと:その瞬間しか味わい得ない時間

今回の私のアウティングは、何とも優雅にアフタヌーン・ティーから始まりました。イギリス最古というコーヒーショップで、女子高生五人で、ちょっと贅沢して、お茶とサンドウィッチとスコーンのセットを注文しました。しばらくしてテーブルに運ばれて来たのは、絵に描いた様な三段のスタンドに美味しそうに盛られた御馳走。…
さらなるレベルへの一歩

さらなるレベルへの一歩

「来週の日曜日、ファーリントンスクールのお茶会に行きたい人は?」先生はそう私たちに聞いた。絶対に行きたい。私は他校の外国人の生徒と交流できる機会があると聞いた瞬間から強くそう思っていた。今の自分の英語の力を試したい。自分の性格や日常の態度をどう変えれば文化が違う人達と話せるのか学んで自分を磨きたい。…
フラワーショー:慌しい生活の中で花を活ける時間はいつもと違うひとときを与えてくれる。

フラワーショー:慌しい生活の中で花を活ける時間はいつもと違うひとときを与えてくれる。

自分の作品のところを見たら、"First Prize"と書かれた紙があった。え。まさか自分が?と一瞬疑いつつも、もう一度その紙を見た。素直に嬉しかった。 私は高一の初め、立教にフラワーアレンジメント部があるのを知って、友達と二人で入部した。フラワーアレンジメントなど、初めてで何も知らないし、特…
高2の夏:私を大きく成長させてくれた語学学校

高2の夏:私を大きく成長させてくれた語学学校

 私の今年の夏は実に充実したものだった。毎年同じ事を言っているが今年の夏は特別だ、と言える。  去年の入学してすぐの夏と比べ、周りには一年を共に過ごした友人がたくさんでき、ショッピングや海、テーマパークに行くなどして楽しんだ。どれをとっても楽しい思い出ばかりだが、やはりこの夏一番の思い出は私を…
カンタベリー大聖堂

カンタベリー大聖堂

イギリスでの初めての夏休み。私は多くの場所を訪れました。イギリスには、歴史を感じさせる荘厳で豪華な建築物が各地にあります。その中で私が一番感銘を受けたのはカンタベリー大聖堂でした。 カンタベリー大聖堂は英国国教会の精神的中心地でした。私は中学生の時から、聖公会の本拠地を訪れてみたいと思っていた…
ひとりひとりの『捨てない生活』

ひとりひとりの『捨てない生活』

 今年の夏も、シャプラニール主催の中高生国際フォーラムに参加した。今回は三回目。私は団体訪問で「ハンガー・フリー・ワールド(HFM)」を選んだ。自分の住む世界である日本もイギリスも言うならば「飢餓」とは無縁な環境にあるからだ。  今回のフォーラムで私の頭の中に強く残った言葉がある。それは「もっ…
「夏休みの思い出」

「夏休みの思い出」

 ぼくは、今年も茨城に行って来ました。東京から車で約三時間の茨城県の県庁所在地、水戸市の北にある常陸大宮市という山や水田、畑ばかりの田舎町です。ぼくのおばあちゃんの生まれ故郷です。なぜぼくが毎年おばあちゃんが生まれた故郷に行くかというと、ぼくには、そういう『田舎』がないからです。だから、毎年お盆の時…
「日本の心臓」

「日本の心臓」

 日本には今、約180万社の株式会社がある。私達が知っている会社はほとんどが株式会社だろう。でも株式会社とはいったい何をしているのだろう。その謎を解くために、私は「金融体験ツアー」に参加した。  まず、東証アローズ(東京証券取引所)を見学した。ちなみに東証アローズという会社も株式会社の一つであ…
「千尋が迷い込んだ世界」〜九份、台湾

「千尋が迷い込んだ世界」〜九份、台湾

 奇妙な臭いの中、人混みにまぎれて汗をかきながら屋台の続く道を必死に歩いた。周りの人たちが何をしゃべっているのかも分からない。そこにいた私と母は、本当に『千と千尋の神隠し』に出てくる主人公・千尋が迷い込んだ世界にいるかのようだった。宮崎駿さんもこの場所から、あのミステリアスな世界を創り上げたというが…
「日々の大切さ」

「日々の大切さ」

 私はふと思うことがある。それは「幸せ者だな。」ということである。まず第一に今こうしていたって普通の生活をそれが普通であるかのように過ごしていることである。私は幼い頃からガールズスカウトという団体に入り、世界の貧しい国の子どもたちのために募金活動をしたり、自分の使わなくなった文房具などを寄付したりす…