新しい学校、生活、そして仲間

新しい学校、生活、そして仲間

まだ夢の中にいるようだ。この間の受験の時にはなかった「立教生」の証である校章を胸につけ、この作文を書いている。今はまだ立教のリズムに慣れなくて、みんなについていくのが精一杯。しかしクラスの子も、食事の席の先輩も、同じドミトリーの子もみんな優しい。まだ、何も分からなくて右往左往してしまう私を優しく導い…
高1 ロンドン・アウティング 作文:「目移り」

高1 ロンドン・アウティング 作文:「目移り」

 名作の数々が澄まして鎮座する天下の美術館で、きょろきょろするのは山出しの子みたいで田舎臭くて恥ずかしい、なんて思いながらも自制できなかった。これが、Outingで行ったNational Galleryについての率直な感想だ。  一月に現代文の授業で『失われた両腕』という論説を読んだ。「ミロのヴィ…
立教英国学院での1年を終えて(香蘭女学校との教育連携により本校で1年間を過ごした生徒の手記)

立教英国学院での1年を終えて(香蘭女学校との教育連携により本校で1年間を過ごした生徒の手記)

経験  私は一年間をイギリスで過ごした。休みの期間も帰らず語学学校に通った。もちろん最初は英語力を伸ばしたいという狙いで行ったつもりだったが、ここに来て気付かされた事や学んだ事は本当にたくさんあった。  まず立教英国学院に来て出来た新しい仲間だ。人数が日本の学校に比べて少ない上に、朝起きてか…
立教英国学院での1年を終えて(香蘭女学校との教育連携により本校で2年間を過ごした生徒の手記)

立教英国学院での1年を終えて(香蘭女学校との教育連携により本校で2年間を過ごした生徒の手記)

経験の与えてくれたもの  私がこの学校で学んだことは数え切れないほどたくさんあります。本来なら日本から遠く離れたこの地にわざわざ来たのだから、一番に英語力やイギリス文化を挙げるべきなのかもしれませんが、それら一般的なことよりも、この寮という特殊な環境で数々の行事を通して学んだことを挙げたいと思…
ミレースクールとの交換留学の感想

ミレースクールとの交換留学の感想

私は主にソフィーの相手役をしました。1週間終えてみて、もっと話しかければよかったとばかり思っています。この体験をとおして気づいたのは、普段会話をするとき使うのは意外と簡単な英語ばかりだということです。一緒に参加した立教生の中には英語が得意な子が何人もいて、私は始まる前から「私で大丈夫かな...」と不…
“ライバル”の存在

“ライバル”の存在

 あと一ヶ月も経たないうちに、高一としての学校生活が終わり、私は高二になろうとしている。今まで過ごしてきた時間を振り返ってみると、この一年間がいかに充実したものだったかが分かった。まず第一に、クラスが二つあったこと。これが私の高一での学校生活にとても大きく影響したと思う。私は今まで中二、中三と、少人…
合唱コンクール:「正直中3がここまでまとまっているところを見たことがない」

合唱コンクール:「正直中3がここまでまとまっているところを見たことがない」

  「時の旅人」、初めて聞いた曲だった。一週間遅れで学校に帰ってきた僕は、皆の練習に対する真剣さに驚いた。全員が声を出し、意見を出し合い、正直中3がここまでまとまっているところを見たことがない、と言って良いほどだった。そんな光景を見せられて、歌えないなんて言う者はいないだろう。僕も歌詞を覚えようと必…
「RIO」

「RIO」

 僕はこの冬休み3泊4日でリオデジャネイロに家族で旅行に行った。世界三大美港で知られるリオデジャネイロはサンパウロに次ぐブラジル第2の都市で、世界的にも有名なカーニバルを筆頭に、有名な観光地がいくつもある、ブラジルを代表する都市である。  まず、僕が行った所は、ポン・デ・アスーカル。ポン・デ・…