「夏休みの思い出」

「夏休みの思い出」
 ぼくは、今年も茨城に行って来ました。東京から車で約三時間の茨城県の県庁所在地、水戸市の北にある常陸大宮市という山や水田、畑ばかりの田舎町です。ぼくのおばあちゃんの生まれ故郷です。なぜぼくが毎年おばあちゃんが生まれた故郷に行くかというと、ぼくには、そういう『田舎』がないからです。だから、毎年お盆の時おばあちゃんと一緒について行きます。
 ぼくは、着いてすぐに水田の脇の用水路に遊びに行くと、UFOが落ちたように、水田のまん中の稲が丸く倒れていました。ぼくは、UFOが水田のまん中に落ちたんだと思いましたが、親せきのおじさんに聞いたら、ぼく達が行く前の週にすごい雷雨があって、稲が倒れてしまったと、教えてくれました。稲は倒れてしまうと穂が水につかってダメになってしまうそうです。刈り入れまでに自然に元に戻るのを待つしかないそうです。
 次の日の昼、ぼくは再従姉妹と庭で流しそうめんをやりました。ぼくは、そうめんがあまり好きではないので、うどんをゆでてもらい「流しうどん」にしました。流しそうめんに使う竹がなかったのでホームセンターで買った雨戸いを使って毎年やっています。そうめんを流す係はぼくがやり、うどんを流す係は再従姉妹にやってもらいました。流しうどんはおいしかったです。流しそうめんもおいしかったそうです。その日は、昼ご飯も夜ご飯も流しそうめんをやりました。
 夜、庭で花火もしました。花火をやるのに、かいちゅう電灯でてらしていたら、羽ありがたくさん飛んで来ました。そして足元を見たらカエルがいました。なんでこんな所にカエルがいるのだろうと思いながら花火を楽しんでいたら、カエルが羽ありをカメレオンのように、すごい速さでつかまえて食べていました。羽ありが、明るい所によってくることを知っているらしく、カエルもいたんだなと思いました。だから、カエルは頭が良いなと思いました。このことをみんなに話したら、「カエルも害虫を食べてくれてえらい」と言っていました。
 今年の夏休みも楽しかったです。
(小学部6年生 男子)