日本の桜「どうしてキレイだと思うか考えてみるともっと好きになってくる。」

日本の桜「どうしてキレイだと思うか考えてみるともっと好きになってくる。」
鎌倉で桜が咲きました。満開に近い桜を見るたびに、自然と唇が弧を描きます。私は桜が好きです。桜のどこが好きなのか、桜のどんな時が好きなのかと訊かれれば、色、香り、あと満開の時や、桜が散る時に花弁がひらひらと舞っているように見えるのとか、激しく桜吹雪のよう散って見えるのが好きだと答えます。それらが好きだと感じると同時に、そこが綺麗だと私は感じます。
そうやって、自分の好きな桜の様子を見ると、私は疲れとか苛立ちが吹き飛んで、穏やかな気持ちになります。そうやって、穏やかな気持ちになった後には、今年は出来なかったけど、来年は家族と京都に行って、お茶を飲んだりお団子を食べたりしながら、花見をしたいなぁ…と思うのです。そう思った後には、地震の被害にあった人も、桜を見て少しでも幸せな気持ちになってくれたらいいなぁ…と思うのです。
今までは桜を見て、「あ、綺麗だな」と思うだけでしたが、自分が何故桜を綺麗だと思うのか、桜の何処が好きなのか、改めて考えてみると、もっと桜が綺麗に見えて、好きになりましたし、もっと桜が見たいと思いました。嬉しい事に、私の家の近くには桜が沢山咲いているので、立教に行くまでの間、見ようと思えばすぐに見ることが出来ます。
皆さんも、桜を見た時に「綺麗だ」で片付けないで、どうして綺麗だと思うのか、考えてみながら見てみてください。きっと、もっと綺麗に見えて、もっと好きになると思います。
添付の写真ですが、この日は鶴岡八幡宮で、東日本大震災 追善供養 復興祈願祭があり、それに向かって歩いている人も写っています。神道、仏教、キリスト教の各宗派の代表の宗教者が、一同に会してお祈りし、海岸まで歩いたそうです。
私は参加しませんでしたが、同じ時間に家族でお祈りしました。この美しい桜がこれからも毎年美しく咲いて、この日の祈りを思い出させてくれるといいなと思いました。
学校に行っても、お祈りは続けたいと思います。
(中学部3年生 女子)