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立教特派員レポート

冬休みの作文「年の瀬と新年の雑感」今年も皆が笑っていられる良い年になりますように。


 僕の2011年の大晦日は、こたつに入ってチャンネルを紅白に合わせて、あまり興味のないアーティストをぼーっと見ながら、頭の中ではこの一年を振り返る。そしてその中でも楽しかったことばかりを思い出しながら、年越しそばを食べつつ、好きなアーティストが出演するのを待つ。そんな年越しだ。もしくは、年越し気分も置いておき、録画しているにも関わらず「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」を見て、笑ってはいけないというルールに縛られながら悶える画面の中の芸人達をよそに、大爆笑をする。そして早いうちから気にしていた時計のことも、丁度十二時を回る頃には忘れ、気づけばさらっと筋肉痛を伴う笑顔と共に新年を迎えている。そんな年越しのはずだった。イメージトレーニングは完璧だった。しかし、現実はそうもいかない。実際の我が家では、父がテレビのリモコンを独占したまま新年を迎えた。コロコロ変わって自分が何を見ているのかも分からずテレビを眺めていた。極めつけに、僕の故郷の地域には、僕の厳かな年越し気分をどこかへ連れ出すイベントがある。なんと、おせち料理を31日に食べてしまうのだ。おせち料理は新年を祝って食べるものではないのだろうか。なぜ31日に食べてしまうかは、後日父に確認してみたいと思う。

 そんな風に、例年と同じく僕の想像とは少し外れた大晦日を過ごしたわけだが、年が明けてからは楽しいことが沢山あった。まず、一日は親戚の家へ新年の挨拶をしに行った。そしてそこで得た戦利品を手に、翌日は福袋を入手すべく、長野から名古屋へ向かう。わくわくしながら福袋を抱えて会計のレジに並んでいると、そこで偶然ながらも同じような表情の先輩を発見した。仲が良いと行動が似てくるのか?と驚きながらも、年明けから思わぬ出来事に喜びながら、先輩と昼食を食べた。

 四日の夜には、パッキングを終えて東京へ向かった。この日の雪は物凄い勢いで降っていて、高速道路ではチェーン規制がかけられているほどだった。雪には慣れているはずの僕ですら、夜道の豪雪にはほんの少し恐怖を感じた。自然が美しいのは、恐ろしさも兼ねそなえているからかもしれない。東京に着いた翌朝は、先輩と一緒に神田明神へ初詣に行った。これぞお正月というような気分で、普段よりも人が多いのだろうな、と思える境内を歩いた。お祭りほどとはいかないが出店も少し出ていて、寒空の下で人混みの中を進みながら、ベビーカステラのふんわり甘くほんのり暖かい食感を思い出した。どうしても食べたくなったが、残念ながら屋台は出ておらず、お正月早々夏のお祭りが少し恋しくなった。そんなことを考えていたら、今年も楽しみなことが沢山あるな、とどんどん頭の中が膨れて、とても幸せな気持ちになっていった。今年もいい年になりますように、皆が笑っていられるようにと願いながら、家族や親せき、先輩など沢山の大切な人々に囲まれて新しい年を迎えられたことに、感謝した。
(中学部2年生 男子)
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