中学部2年英語 2学期校外学習レポート その1( Cranleigh )

中学部2年英語 2学期校外学習レポート その1( Cranleigh ) 中学部2年英語 2学期校外学習レポート その1( Cranleigh ) 中学部2年英語 2学期校外学習レポート その1( Cranleigh ) 中学部2年英語 2学期校外学習レポート その1( Cranleigh )

中学1年生の時から始めた英語校外学習。まずは町の地図を書いたり、お店の名前を調べたりして、「イギリスの町」に慣れ親しむところからスタートし、2学期からは道行く人にインタビューをしました。そして中学2年生になると、お店を1軒1軒まわってもう少し高度なインタビューを始めました。

学校から一番近い町 Cranleighは、校医のお医者さんがいたり、毎週末の外出先であったり、日曜礼拝に参加する教会があったりと、とても親近感を感じる町。地元の人たちは「イギリスで一番大きな『村』」と誇りに思っています。

そのCranleighのお店を、西側から1軒1軒まわってインタビューを始めたのが先学期。夏休み前までに約1/3を終え、このままのペースで行くと2学期中にすべて回れるかどうか、と思っていたのですが意外な展開に…
学期始めの緊張感は多少あったものの、校外学習街角インタビュー暦も2年近い彼ら、数軒目のインタビューになるとすっかり勘を取り戻して、1学期の倍の勢いでインタビューは進み、10月中にはCranleighのお店をほぼ制覇してしまいました。

質問は全部で9つ。まず立教のことを知っているかどうかを聞き、続いてお店の名前や種類を確認、さらに「チェーン店か?」「お店を始めて何年目?」「従業員の人数は?」「この建物はどれくらい古いの?」などの質問を続け、最後はCranleighについての思い入れを聞いてみるというインタビュー。2学期目とあって質問の英語をしっかり覚えて相手の目を見て質問できる生徒が増えてきたのは嬉しい限り。そして多少余裕が出てきたせいか、生徒によっては質問の内容以外にもいろいろ会話ができたようでした。以下、彼らの感想を含めてのレポートです。

まずは、集計結果。

イギリスは「チェーン店の国」と呼ばれる程、どの町にいっても同じ店構えの建物ばかりが目立つ国なのですが、Cranleighはいかに?1学期の集計結果では約半分がチェーン店でした。ところが今回はインタビューしたお店の約2/3がチェーン店ではないとの結果。イギリスにしては個人経営のお店が多い町なのかも知れません。

「立教のことを知っていますか?」という質問には約8割の人が「Yes!」という嬉しい答え。この町で校外学習を始めて2年目、制服姿の可愛い生徒たちが毎週来ていれば自ずとそんな結果が出るのかも知れませんが…

一番興味のある質問が、”How old is this building?”。1学期は確か「147年」というのが最古だったと思いますが、今回はなんと「355年」「400年」「500年以上」、そして何と「14世紀からあると聞いているよ。」なんていう答えまで。生徒の言葉を借りて言えば、「 驚きすぎてWOW!! と叫んでしまいました・・・。」

「400年前くらいに建てられた。」という答えを聞いた生徒の追加レポートによると…

「建物がいつ出来たかをたずねたときに、お店の方が、『2階見てみる?古い感じがわかると思うよ。』とおっしゃって下さって、せっかくなので見せて頂いたのですが、白い壁や天井に、こげ茶と黒の中間の色の柱のようなものがありました。その後にお邪魔した喫茶店もかなり古い建物で、同じような内装だったため、『こういうのがこの町での古い建物なのかなぁ』と思いました。」

今回も地元のイギリス人の方々に実際に接していろんなことを学んだ彼ら。英語の練習というより、異文化体験/国際理解の立派な序章になったのではないかと思うような発見がたくさんありました。
以下、そんな生徒たちの感想です。

▶ 店内に入って、店員さんを探していたら、どこからか、May I help you?という声が聞こえたので、あっちこっち見たら笑顔で僕たちの事を見ていたので、とても話しやすかったです。インタビューのやる気が出ました。

▶ ちょっと厳しそうな人でしたが、僕たちの話を一生懸命に聞いていてくれていたので、安心して聞くことができました。

▶ 建物がやけにぼろぼろだなと思ったら、なんと築300年以上!!驚きすぎてWOW!! と叫んでしまいました・・・。店の人も親切で、やっぱりイギリス人は優しいということを改めて感じました。また、いろいろ詳しく聞いてみたいです!!

▶ お店の雰囲気はチェーン店で不動産屋さんなのに、とても暖かい感じだった。お店の人も忙しそうなのにとても丁寧にやさしく質問に答えてくれた。クランレーの事が本当に好きそうに話をしてくれた。

▶このお店に入ってみて、広さは狭く、明かりも暗かったがその暗さが売り物を引き立たせている。店員さんもとても良い方で、買い物へいって帰ってきた直後だったにもかかわらず、親切に笑顔で私たちの質問に答えて下さいました。

▶ お店の雰囲気は、楽しくなるような感じ。誕生日カードとかプレゼントとか。女の子が好きそうなお店だった。お店の人も優しく教えてくれて、嬉しかった。

▶ お店の人はとても気さくな方で質問が終わっても「これだけでいいの?もっといいのに。」と言って下さいました。とても親切な方でよかったです。

▶ お店の方はとても優しく、またその場にいらっしゃったお客様もとてもフレンドリーで、私たちのインタビューの途中、傍を通られたときに、私たちに向かってこそっとジョークを言って下さって、慣れない英語でのインタビューでがちがちになっていた心が少し和らいだ気がしました。それぐらい優しい人ばかりで、とても楽しい時間が過ごせました。

▶ お店の人が「古いイスの布を丁寧にはがして新しい布を張っていくんだよ」ととても熱く語ってくれました。少し年配の方だったので私たちの英語を聞き取りにくかったようですが、とても真剣に何度も聞いてくれました。本当に親切でいい方でした。