立教英国学院

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立教生が綴る英国寮生活

言語の壁を超えた共同生活:卒業する前に一言、「ありがとう」と伝えたい。





 大家族生活――この立教で生活する時の重要なテーマである。生徒や先生が寝食を共にするという貴重な環境の中で、様々な人にお世話になった。その中でも忘れてはならない人たちがいる。英国人のスタッフたちだ。
 彼らは僕たちと言語や習慣が違うにも関わらず僕たちに勉強や音楽を教え、教室やドミトリーを綺麗にし、安心して立教生活を送れるようにしてくれている大事な人たちだ。

 まず、ECの先生方。当たり前のことだが、僕が普段話すのは日本語で、彼らは英語だ。僕の、お世辞にも上手いとは言えない英語の発音を、彼らは聞きとってくれ、僕にもわかるように易しい英語で会話をしてくれる。コミュニケーションをとるのが苦手だった僕も、昔と比べてずいぶん話せるようになったと実感している。2年ほど前、EFLからECになったのも、人種や言語を超えて"人"としてコミュニケーションをとることが重要だという意味だったのかもしれないと、今の僕は思う。

 次に、音楽を教えてくれたプライベートレッスンの先生。僕はサクソフォンのレッスンを取っているが、それと同時にトランペットでコンサートバンドに入っていた。元々父に勧められてやり始めたサックスは、右も左もわからない本当の初心者だった。そんな僕を、25分の間だけだが、毎週付き添いで手取り足取り教えてくれた先生には、本当に感謝の念を示したい。学期末のコンサートに出なくて父にひどく怒られた時もあった。練習曲のリズムが取りづらくてなかなかうまく吹けない時も、僕の舌足らずな英語にも、先生はいつも優しく接してくれた。この立教を卒業しても、きっと僕はサックスを吹き続けるだろう。

 最後に、クリーニングレディースのみなさん。就寝前や起床後は僕らのせいで汚れた部屋を見ることになるのだが、昼食後に行くとまるで新しくなったように綺麗になっている。ドミトリー内は小さなゴミさえなくなり、脱ぎ散らかした服がベッドの上に畳まれていたりする。1週間に1度洗濯をしてくれ、2週間に1度ベッドのシーツが皺一つない状態で整えてある。全て彼女たちのおかげだ。僕は自分の部屋の掃除は苦手でよく先生方に注意されるのだが、ドミトリーに帰ってみると、大きな掃除機と雑巾を持った彼女たちが掃除をしてくれているを見る。

 僕たちが午前の授業を受けている間、彼女たちは毎日丁寧にドミトリーやトイレを綺麗にする。そして僕らがドミトリーに帰ると、まるで魔法を使ったかのように綺麗になっているのだ。もし自分たちで掃除をしなければならないことになったらと思うと、とても真似できないだろう。
 他にも教室等やニューホールを掃除してくれるおじさんや、蛍光灯などを交換してくれているおじさんたちが、僕たちの立教生活のために日々縁の下の力持ちの役を買っている。

 僕たちは様々な先生方から将来のために学ばせてもらっていると同時に、勉強以外のことについても周りに支えられている。彼らの誰か一人が欠けても立教生活は成り立たないだろう。それほどまでに僕たちは、知らないうちに彼らの助けを借りているのだ。
 さっきも言ったが、僕はこの感謝の意を全て英語に出来る自信はない。それでも、僕のこの5年間の立教生活をすぐ近くで支えてくれた彼らに、卒業する前に一言、「ありがとう」と伝えたい。

(高等部3年生 男子)

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