立教英国学院

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立教生が綴る英国寮生活

「サッカー、やってみないか?」 声をかけられたあの日から...





「サッカー、やってみないか?」

中三の秋、この立教英国学院に新入生としてやってきた僕は当時の高一だった先輩たちにそう声をかけられた。それから一年半が経ち、ぼくは高二に、先輩は高三となった。そしてついに先輩達と一緒にサッカーができる最後の引退試合が行われた。

日本で九年間野球をやり続けていた僕はこのイギリスの地に来てなんのスポーツをしようか迷っていた。何かやって適当に終わろうとも考えていた。でも、そんな時に声をかけてくれたのが、一人の先輩だった。言われるがままにサッカー部に入部したが、まさかこの決断が僕の高校生活を大きく左右するなんて思いもしなかった。体育の授業以外でサッカーをやったことがない僕は、案の定チーム一のへたくそだった。でも、一つ上の先輩達は手とり足とりとても丁寧に教えてくれた。優しい先輩たちだなぁ、と感じたが、それは最初の一学期だけだった。

次の学期になると、一気に厳しくなった。毎日の練習は常に怒られっぱなしで、泣きそうになることが何度もあった。それでも少しずつ、少しずつだけど上手くなっていくのが分かった。そんな時、先輩に褒められると無性に嬉しかった。毎日泥だらけになりながら達成感のあったサッカー部はとても充実していた。それぞれの学期の試合ではチーム全体で声を出しあい、負けた時にはお互い悔しがって勝った時には喜びを爆発させた。日々の練習試合の中心にはいつも先輩がいた。そんな先輩達に少しでも近付こうと、目標にして頑張ってきた。

ついに先輩達との最後の試合だと思うと、緊張して足が震えていた。とにかく自分に出来る精一杯のことをしようと心に決め、試合開始のホイッスルが鳴った。勝たなきゃというプレッシャーはとてつもないものだったが、それでも声を出し続けて全力でプレーをした。結果、三対一で勝つことができた。とても疲れたけど、それ以上に嬉しかった。

でも、もう先輩たちとサッカーができないと思うと、とても寂しい。厳しいながらも褒める所は褒めてくれた先輩、ミスをした時に一番に励ましの声をかけてくれた先輩、落ち込んでいる時にそっと肩を叩いてくれた先輩、皆僕にとって憧れの存在だった。一緒に悔しがって一緒に笑いあった一年半は、毎日が輝いていた。先輩達のサッカーへの強い思いは僕達が受け継いでいく。先輩達とサッカーができて、本当に良かった。サッカーの楽しさを、勝つことの素晴らしさを、そして何より最高に充実した日々を、ありがとうございました。先輩達は僕にとっての永遠の憧れです。

(高校2年生 男子)
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