立教英国学院

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立教生が綴る英国寮生活

決断




僕にとってのこの春休みを一言で表すのならば、それは「決断」だっただろう。
春休み中、いくつもの決断をしなければならないことがあった。それは、新年度を迎えるにあたって、自分はどういう高校生活を送りたいかを考えることであったり、はたまた家庭の事情で転校することも考えたりだった。

まず始めに、昨年度3月に僕は立教英国学院中学部を卒業した。しかしこの学校は中高一貫の学校で、高校生の先輩方とも食事や生活を共にしていることもあり、関わりが深いのであまり他の中学校の卒業で起こる「離別」のような感情は起こらなかった。そして、どうせここに戻ってくる、などと思いながら帰宅した。その時の僕はまだ、この学校において中学部卒業と高等部入学の流れは、ただ、今まで通りそこにある「既存の道」を進むだけだと思っていた。
しかし帰宅してから何日かたったある日、父親にある話をされた。それは、日本への本帰国が決まった、ということだった。その話は僕に、今までにない感覚、を味わわせた。

僕は3年前からポーランドに父の仕事の都合で住んでいる。ポーランドに来て2年半はポーランドのアメリカンスクールに在学していて、去年の2学期から立教英国学院に転入した。その理由は、アメリカンスクールでは9月から学校が始まり6月で終わり、去年の6月で僕は学校を卒業したので、行く宛もなく、両親に知らされたこの学校に入学した。
今書いた通り、僕はこれまで、自分の歩む人生である「道」を人に流されて進んできたのである。そんな僕にとって父親の話は僕を困惑させるものだった。その内容というのが、両親が日本に帰るにあたって、今の学校に残っていたいのか、それとも両親と共に日本に帰り、転校するのかを自分で決めるというものだったからだ。僕は深く考えた。そこで僕は初めて自分の人生にまっすぐに向き合った。
そして僕は、この立教英国学院に残ることを決めた。それと共にこれから3年間精一杯に頑張る覚悟をした。僕はアメリカンスクールに行っていたこともあり、多少は英語を話すことができる。しかし、このまま日本に帰ってしまえば、自分が培ってきた英語力を無駄にしてしまうと考えたのがこの学校に残ると決めた一番の理由だった。

この学校では週に4時間、「EC」(English Communication)という授業があり、その授業ではイギリス人の先生がネイティブの英語で授業をしてくれるというもので、日本の学校にはない、英語力向上の大きなチャンスなのである。またこの学校は地域交流も盛んで本場の英語に触れる機会がたくさんあるのだ。ホームステイであったり、対外試合であったり、機会は作ろうと思えばいくらでもある。

確かに英語力の維持や向上も大きな理由だが、もうひとつ僕がこの学校に残ることを選んだ理由がある。僕は体を動かすことが好きで、放課後は基本、部活をして過ごしている。しかし僕は飽きっぽい性格で、色々なスポーツをやってみたいと思った。そこでこの学校の兼部制度に惹かれた。この学校では兼部が可能であり、部にはいくつ入っても良い。またそれぞれの体育会系の部活では他校との対外試合があるので色々な競技を楽しめる。

それらの大きな理由は僕をこの学校に留まらせるには十分過ぎた。そして学校に残ることを決めて、これから3年間の目標を立てた。その目標もこの学校ならではで、僕の英語力を活かせる良いチャンスだ。
この学校では1学期に1度、英検などの英語資格試験を受けることができる。また、2学期にはTOEICを全校で受験する。日本でも受けることはできるが、この学校では英語が生活に近いこともあり、そういった資格試験も身近に感じられる。3種類ある英語資格試験の中で僕が目標にしたのはTOEICだ。卒業までに800点から900点を目指してこれから勉強しようと思い努力していこうと決めた。

そして4月14日、入学式を迎えた。この学校は何も変わっていなかった。ただのイギリスの片田舎にある学校だ。しかし僕はその今まで通りの学校を見て、新しい道を歩み始めようとしている自分に気付いた。元からある道を何も考えずに辿ろうとしていた自分に、「決断」は新しい道を作ってくれた。心を入れ替えて、自分が決めた人生をしっかりと歩む覚悟を決めた自分に、「成長したなぁ。」なんてくだらないことを思いながら、また立教英国学院での生活に戻っていった。

(高等部1年生 男子)
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