立教英国学院

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立教生が綴る英国寮生活

目の当たりにしたプロフェッショナルのすごさー聖地で戦う白い戦士たちー


 4年以上テニスを続けてきたけれど、あの聖地に行くと今までに続けていたテニスというものは全くテニスではなかったと痛感させられる。
 今年は昨年と違い、センターコートとファーストコートに入ることができ、より質の高いすばらしい試合を観ることができた。皆より一時間三十分早く入場し、二時間三十分遅く帰った。おかげで多くのことを考え、自分にとってプラスの方向の財産を手に入れた。
 
 まず今年手に入れた財産の一つ目は、去年観ることが出来なかった日本人ジュニアの姿だった。自分自身幼い時からテニスを続けてきて、本気で上を目指した頃もあった。そして、その目指していた先の人間を一目だけで良いからこの聖地で見たかった。この日はなんと一日で3人の憧れを観れた。彼らの見かけは、一見どこにでもいそうで、身長、筋肉、他にも何か特別なモノは試合開始までどこにも見当たらなかった。しかし、審判がゴールし、サーブをたった一球打っただけで覚悟が違うと思わされた。ボールの伸び、速さ、そして何より真剣な眼差しがプロフェッショナルを意識していて、一回りも二回りもでかい筋肉で埋め尽くされた人間をあっという間に倒してしまった。
 
 ただやはり格が違ったセンターコート。中に入り席に着いて思った。神聖な戦いの場だと。二十ポンドで入る戦いの場は全て前座に過ぎなくて、毎日このメインのために人が来ているのだとさえ思った。女子の試合だったが、ボール一球一球に意図があり、目の前での怒涛のラリー戦は、観客全員に身震いをさせ、試合が決まったラスト一球は誰もが息をのみ、終わった瞬間全員スタンディングオベーションで、これぞプロフェッショナルと見せつけられた。だが、その上がまだまだいるのがプロだった。
 
 そこは小さく地図に示されており、壁も薄い何の変哲もないコートだった。そんな一般の場所にいたのは四人の大男達。そのうち二人が瓜二つの顔、服、身長。唯一見つけられた違いは利き腕だった。この二人は世界一を弄ぶ兄弟、ブライアン兄弟だった。彼らは何度も四大大会で優勝経験があって、テニス界のダブルスといったらこの二人と言っても過言ではないと思う。
 その二人の試合を途中から観た僕はスコアがほぼ対等だったことに驚愕した。でも伯仲していたのはスコア上だけで、内容は圧倒的に兄弟のほうが押していた。ゲームが終わりに向かっていくにつれて二人の強さに吐き気さえ覚えた。
 
 ここの聖地で白い戦士たちが、ラケットを自分の体の一部とし、黄色いボールをさばいて、これからも激闘を続けることを楽しみにしている。
 (高等部二年 男子)
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