僕の仕事「オープンデイというイベントで一番大事な仕事だということを確信した。」

僕の仕事「オープンデイというイベントで一番大事な仕事だということを確信した。」 僕の仕事「オープンデイというイベントで一番大事な仕事だということを確信した。」 僕の仕事「オープンデイというイベントで一番大事な仕事だということを確信した。」

 僕は、もう今年で高校一年生になりました。高校一年生と言えばオープンデイの係・本部の中心学年です。やっと僕たちも、後輩を率いる側の人たちになったわけです。そして、僕はその中でも一番責任の重い、展示本部に入りました。僕が展示本部に入ろうとおもった理由は、最初はただ、お兄ちゃんが一応展示本部だったからという軽い理由だったのですが、今回のオープンデイ準備期間で、この考えが一変しました。

 まず、この期間に入って最初に抱いた疑問は、「展示本部って何故このように雑用しかしないのだろう」というものでした。展示本部は、他の本部と違い、原稿をチェックしたり、模造紙を切ったり、他の生徒たちがオープンデイでのそれぞれの企画を成功させるために、彼らに頼まれたことをすべてこなす役職です。僕は、おそらくこの準備期間の一週間に、様々な学年の生徒から「模造紙カット、模造紙カット」と何回も何回も言われました。

 しかし、出来上がっていくそれぞれのクラスの展示会場を見て回っていたら、僕らの仕事は、雑用のような仕事だけれど、このオープンデイというイベントで一番大事な仕事だということを確信しました。

 そして、だんだんと自分自身の役割がわかってきた時点から、あっという間に時が過ぎ、気が付いたらオープンデイ二日前でした。この日は、最大で夜の1時まで就寝が延長できる日です。そのため、僕は立教人生で初の経験が出来るかもしれないと、朝からウキウキでした。しかし、実際に1時まで就寝の延長をし、クラス企画の手伝いをしてみると、辛くて辛くて、去年よりも人数の多い今のクラス全員で、力を合わせて一つの企画を作り上げる辛さを思い知りました。さらに、クラスの実行委員や学級委員がこれまで、どれほど苦悩してきたかが良くわかりました。

 しかし、このような辛い経験を乗り越え、やっと完成したクラス企画の展示、そして始まったらすぐに終わってしまうオープンデイ当日。僕にとって、今年のオープンデイは、何もかもが新しく、良い思い出になったと思います。

(高等部1年生 男子)