立教英国学院

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立教生が綴る英国寮生活

三角錐の中の臆病と勇気


自分とは違う言語を話す人が目の前でめちゃくちゃ意味のわからないことを腹から発している。ところが、隣にいる自分と同じ言語を話す人はその自分とは違う言語を話す人とお互いに笑みを浮かべながら何かを伝え合っていた。

今日はジャパニーズ・イブニング。立教英国学院に地元の人たちがお客さんとしてやってくる行事。僕たちは日本の文化をお客さんに披露することになっている。僕は箸の正しい持ち方と使い方について教えるグループにいた。正しくお客さんに教えられるか心配だ。
けれど、先輩たちからは楽しんでいる様子が伺われた。その様子を見て僕は少し安心した。何とかできる気がした。
早速お客さんがやってきた。かなり賑わっている。僕の目の前にも来たので箸の体験をしてもらおうとすると、意味のわからない何かを僕に言ってきた。僕は何も言い返せなかった。僕が戸惑っている間にも時間は過ぎていく。相手も不思議そうな顔で僕の目を見つめている。隣の先輩たちが楽しみながらお客さんと話している。僕は1人だった。僕は悲しかった。僕は孤独だった。
あっという間にそれは終わった。それは僕に興味を見せず、僕を見捨てた。僕はしばらく悲しみをじっくりと自分の胸に押し付けていた。
だが、思った。これはチャンスなんだと。
今日はとてもつまらなかった。しかし、これは僕に良い刺激を与えたのだった。

(中学部1年生 男子)

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