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立教生が綴る英国寮生活

何よりも私に英国人の友人ができたということが一番大きかった「夏期短期留学」


「日本人だから、外国人だから、関係ないから。」

そう思っては何度もイギリスの街を通り過ぎていた私に、外国人の友達なんてゼロだった。

言語も違えば習慣だって違う。そんな事を言い訳にして、コミュニケーションの取り方の術を分かっていても引っ込んでしまう。そんな繰り返しの私に訪れたのはこの短期留学だった。

最初はあまりのる気ではなかった。もしも、その外国人に迷惑かけたらどうしようとか、気が合う相手じゃなかったらどうしようとか、そんな理由で。

しかし、決めたことなのだからと、私はいつもよりも少し重い足取りでバスに乗り込んだ。

 

私のパートナーはエマという。他の情報は一切なかったので、私は不安でいっぱいだったのだが、会ってみると優しそうな美人な方だった。お母さんも笑顔を絶やさない方で、私の不安は和らいでいった。

車の中で、色々と話をふってくれるエマに対して、なんとか自分の持っている単語と文法を使って話すが、あまりに緊張しすぎて流暢に話せない。

とうとう私は「ごめんなさい。緊張してるの」と言ってしまった。すると、何故かエマとエマのお母さんは笑い始めた。「そりゃあ、私たちも緊張してるわよ」とエマのお母さんに言われて、それもそうかと思った私はなんだか安心したような気持になって、そこからは普通に話すことができた。

 

エマの家族は4人家族で、全員音楽をしていたので、私はその演奏を聴いて毎日を過ごしていた。ピアノやベース、サックスフォーンやバイオリンの音が絶えないこの家はとても居心地がよかったし、勉強にもなる。エマのバイオリンのレッスンについて行ったりもして、私の耳は前よりも肥えていったのを今になって感じている。

そうした家族に囲まれて、さっそく学校の通学が始まる。私が受けた授業は主に3つ。バイオロジーとケミストリー、それにスペイン語だった。

バイオロジーとケミストリーは立教で英語で行っていたので理解できたのだが、スペイン語には多少の不安を抱えていた。

しかし、授業が始まってみると、スペイン語を英語で行い、それを日本語訳にする作業はなにか不思議な感覚がしたが面白いものだった。

このスペイン語の授業では「ベルナダ・アルバの家」というスペインの戯曲を訳していくもので、その話も面白いので、それを理解していくたびに面白さと嬉しさが広がっていった。

 

理解できる、その瞬間が奇跡のようだから、当然理解できないこともある。そういう時は気にしないでと言われるが、私にとっては大きな痛手となる。せっかくこうして出会えたのに、エマが伝えたいことを理解できないというのは、私にとって、何とも言えない消失感に襲われる。もっと英語を勉強しておけば、こうならなかったかもしれないと、留学中何度も思った。

他のクラスメートとも話したが、彼女たちの会話についていくのにも苦労した。途中から電子辞書を使って話したぐらいだ。その面では、エマに大変苦労させてしまったと、私は思っている。

 

そうして過ごした留学生活も、すぐに終わりをむかえてしまった。私は、感謝とお詫びを兼ねて、家族とエマにサンキューカードとお店で買ったものを渡した。すると、エマのお母さんが私にこう言った。「あなたと初めて会ったとき、あなたは緊張しているのと言ったわね。とても綺麗な英語を使うと思ったわ。あなたはとても英語を上手に話すわね」

その言葉は今になっても私の心の中で響いている。今の英語力の自信にも繋がっているし、これからの勉強も、もっとしなきゃと思わせてくれる。

今回の留学生活は色んな事を私に教えてくれた。それは、勉強面でも、精神面でもあるし、貴重な体験をし、異文化を知ることができたというのも確かだが、何よりも私に英国人の友人ができたということが一番大きかったと思う。

 

(高等部2年生 女子)

 

 

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