高校3年生、2学期を迎えた今

高校3年生、2学期を迎えた今
日本より少し肌寒い。空港から学校に着きバスから降りると、先に着いた生徒が夕食を食べている。そして周りを見渡すと、自然豊かな美しい緑が広がっている。こんな環境の中での「大家族」生活も、高校3年生にとっては今学期で最後だ。そう思うと、立教での生活は、とても早く感じた。
立教では、オープンデイや、球技大会など様々な行事が行われるが、ふと気がつくと終わっていたりする。思い出何かあったかな。そう思いつつ、教室を眺めていた。席に皆座っている。僕は一人一人見ていった。すると、他の学校では絶対に感じることのできない気持ちがあった。それは、クラスメイト一人一人との思い出であった。
普通の学校であれば、クラス行事の思い出ぐらいであろう。しかし、「大家族」で生活している僕らは、一人一人に対して思い出があるのだ。そして「大家族」であるからこそ、一人一人の良さ、悪さを理解し合い、協調性を持って生活する。そんな学校は、どこを探しても見つからないだろう。
休み明け、毎回空港からバスに乗り、学校に着く。先に着いた生徒は食事をしている。美しい緑がある。そんな美しい環境の中で一番輝いているものがあった。
かけがえのない大切な仲間。
(高等部3年生 男子)