バスケットボールを通じて

バスケットボールを通じて
今回の冬休み、僕はいつものように近所の公園でバスケをしていた。しばらくして、友達も来て、全員合わせて4人になった。そして2対2を始めようとしたところで声をかけられた。振り返ると大きい男と、それと同じくらいの身長の男が立っていて、不慣れな日本語で混ぜてくれと言ってきた。3対3が始まった。
楽しかった時間が終わろうという時に、LINEのIDを教えてもらった。次の日、少し話していると、今日は、体育館でバスケをするから来ないかと誘われた。もちろんすぐにオーケーした。
行ってみると、その日は個人開放ではなく団体開放の日だった。おそらく誰でも参加できるタイプのものだったろうが、僕は帰ってしまった。びびってしまったのだ。自分より体の大きい人ばかりで、自分よりうまい人ばかり、そんな輪の中に入って足を引っ張るのが怖くなってしまった。
帰り道の途中、とても悔しかった。冬休み毎日のようにバスケをして、うまくなった感覚をつかんでいた僕は、一般人くらいなら勝てるだろうとタカをくくっていた。
実は、2学期の期末試験も似たような感じだった。タカをくくった挙げ句、ボロボロだった。これらに限らず僕は、先入観や予想だけでなめてかかる傾向にある。2度続けてショックを受けた僕が、どこまで自分を変えられるかこれから挑戦していきたい。
(高等部1年生 男子)