立教英国学院

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立教生が綴る英国寮生活

ケンブリッジ大学サイエンスワークショップ「ブリーフィング・ウィークエンド」


「もうすぐ来るな。」
「そうだな。」

同じような会話を繰り返しながら、僕は玉井君にずっとくっついて歩いていた。
もうすぐ大勢の外国人が来る。こうして英語が堪能な玉井君の近くにいれば、絶対に大丈夫だ。そんな思いからの行動だった。あわよくばこのまま最後まで・・・とも思っていたが、そう上手くはいかなかった。玉井君はその後、二日ほど経ったらすぐに帰ってしまったのだ。

「残り数日間どうやって過ごせばいいんだ!」
正直不安だった。もちろん玉井君は何も悪くない。今まで玉井君に任せきりでいた自分が悪いのだ。初日に日本文化の紹介をするプレゼンをしたのだが、僕と玉井君が担当した部分は、外国人にも大受けだった。そしてその笑いは、ほとんど玉井君が考えてくれたことによるものだった。
「せっかくなんだから話さなきゃ。」
とは思いつつも、なかなか話しかけることができない。

そんな僕と英人をつないでくれたのが、「スポーツ」だった。ある晩、ルームメイトの子から「スポーツがしたい。」と言われた。
「君は何のスポーツをしているの?」
と聞かれたので、「バドミントンだよ。」と答えると、ルームメイトが目を輝かせて一言。
「僕もだよ!」

その日から今までの不安が嘘だったかのように話が弾んだ。「スポーツに国境はない」というのはよく聞く言葉だが、まさにその通りだな、と思った。
さらに他のルームメイトがアニメ好きだということも発覚。アニメの話で盛り上がり、そして日本の話題へ。他にも色々なことについて語り合った。学校のこと、家族のこと、将来のこと。今までは一番来てほしくないと思っていた就寝前の自由時間が、いつしか一番楽しい時間に変わっていた。気づいたら就寝時間を越えている、なんてこともあった。そして、そんな楽しい時間はあっという間に過ぎていった。

今回のブリーフィング・ウィークエンドで最も強く感じたことは、会話を「がんばる」のではなく、「楽しむ」ことが大切だということだ。「話そう」という意識を持つことはもちろん絶対に必要なことである。だが、たとえ口数が少なくても、自分の言いたい事を言いたい時に、自分の言葉で言って、そしてそれが通じ、それを「楽しい」と思えるようになった時、初めて相手との関係が自然体になるのだ。

今回の僕は、「バドミントン」というスポーツを通じて、仲間と打ち解けることができた。仲間にいったいどれだけ日本のことを教えられたかは分からないが、僕はこのブリーフィング・ウィークエンドの間はとても楽しかったし、これは僕の人生におけるターニングポイントともなったはずだ。
いつも「どうしよう、どうしよう」と心配ばかりしていた僕の心は、いつしか「会話なら俺に任せろ!」というどこから湧いてくるのか分からない自信に満ちていた。

(高等部2年生 男子)
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