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立教生が綴る英国寮生活

京都大学サイエンスワークショップ「トウガラシの辛さ」



この夏休み、僕は京都で Japan-UK-Young Scientist Workshop というものに参加した。
これは京都大学が主催しているワークショップで、日本と英国の高校生が大学の研究室で一緒に実験をするというものだ。

僕が参加したグループは有機化学でテーマはハバネロからカプサイシンを抽出することだった。
カプサイシンとは、唐辛子の中にある辛味成分だ。これが感覚神経にあるTRPV1というイオンチャネルを活性化させることで辛さを感じる。

実験の過程はとてもシンプルだった。
まず最初に、乾燥させたハバネロを砕いて粉末にし、それをエタノールに溶かした。
カプサイシンはエタノールに溶けるので、ここで溶けなかった不純物をろ過によって取り除き、出てきた赤色の溶液を蒸発させてエタノールを飛ばした。
その後、ヘキサンと酢酸エチルの混合溶液にも同じように溶かして、ろ過して、蒸発させた。
それが終わると、今度は不思議な機械を使ってカラムクロマトグラフィーを行った。これは物質を極性の違いによって分離するもので、ここででてきたカプサイシンを集めて結晶化させると完成だ。

この実験の中で僕は面白い器具をたくさん見た。蒸発に使ったロータリーエバポレーターや、カプサイシンを同定するために使ったIRやNMRなど、今まで見たことのない器具だらけでなんだか興奮した。

また、このカプサイシンという物質は鎮痛剤としても利用されているそうだ。どこかの国では、虫歯になると、唐辛子を痛い歯に詰めて痛みを忘れさせるらしい。このように、カプサイシンには調味料や罰ゲーム以外にも利用法があることが分かった。まだその性質が完全に分かっていないそうなので、今後どうなるか楽しみだ。

僕は、このワークショップを通して、トウガラシに対する理解と興味を深めることができた。いつか今回学んだことを、将来どこかで使うことができるように、今まで以上に勉強に励みたいと思う。
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