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立教生が綴る英国寮生活

40周年記念コンサート作文:「僕にとって歌う幸せ」



 僕は、自分の歌唱力に自信がない。はっきり音痴って言われても仕方ないと思う。しかしこれだけは誰にも負けないって自信を持ってることがある。歌うことを愛する気持ちの大きさだ。歌うことが大好きでクワイヤーに入った。食事の席でどうしてクワイヤーなのか?面倒臭くないのか?などの質問を良く受ける。歌う事は好きだが、面倒くさいと感じることがないと言い切ることはできない。確かに食事を抜けてまで、強制された良く解らない曲を歌うのは気分の乗らない事もある。しかし、いざレッスンを受けてみると、その強制されていたはずの曲が耳に残って、楽しい気分になる。いつの間にかその曲を口ずさんでしまうこともあるほどだ。

 中三の頃に入ったクワイヤーで歌い続けて、早三年が流れた。歌が上手になったと実感することは、ない。しかし、自分が歌うことが大好きで、そこから何らかの幸せを得ている事は確かに理解できるようになった。三年間、スクールコンサートを通して人前で歌い、そしてその曲の広がりを感じてきた。最後の舞台は今までとは違う体験だった。ど真ん中に吊るされたシャンデリア、その下にずらりと並んだ観客席、そこから緊迫した様子でステージを見上げる聴衆。胸が高揚した。今までの人生の中でこんなに一生懸命に歌ったのは初めてだった。曲が終わる。終わって欲しくない。それでも終わりは待ってくれない。曲の終止符が僕のクワイヤーでの活動の終止符を打った。それでも僕は、一生歌い続けるだろうと感じた。
(高等部3年 男子)
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