立教英国学院

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立教生が綴る英国寮生活

2017 Cambridge UK-Japan Young Scientist Workshop体験記①


この夏、僕は新たな挑戦に足を踏み込んだ。それは、ケンブリッジカレッジのサイエンスワークショップに参加したことだ。僕は、キイロショウジョウバエの体細胞分裂について研究した。最初は、「楽しそう!」「この機会を逃がしたら、もったいない!」という前向きな気持ちだった。だが、始まる日が近づくにつれ、英語での研究に焦りを感じてきた。僕は日常会話がやっと形になってきたというところなのに、本当に大丈夫なのか、といった思いが頭の中で爆発していた。
 想像通りだった。いや、想像以上だったかもしれない。専門用語が多すぎた。唯一の救いはゆっくり話してくれてる先生が1人、2人いてくれたことだ。もちろん、僕らのことはお構いなしに話す先生がほとんどだ。最初はとにかく専門用語を覚えて、聞き取ることが精一杯だった。立ったまま、約3時間ほどのあまり理解できない話を聞いた。最初の約3時間は「辛い。」の一言だった。
 だが、辛いことばかりではなかった。光学顕微鏡、電子顕微鏡、ハエの瓶だけが並んでいる部屋などなど、今まで見たこともないようなものを見ることができたことはもちろん、それを使って実験までさせてもらった。その時は英語の悩みから開放され、視覚での作業だったからなのか、心の底から興奮した覚えがある。後半からは先生が言ってることも大体分かるようになった。その頃には話を聞いてるだけで面白いと感じていた。先生の話をよく聞けるようになってからは、ぼんやりと理解していたハエの脳のことなどをより鮮明に理解することができ、まるで一つ一つのパーツが、先生の話で「カチッ」っとはまるような感覚で、驚きと同時に嬉しさを感じることが多々あった。
 英語だろうが日本語だろうが研究の難しさは変わらない。僕はケンブリッジでそう感じた。確かに、英語の分、周りから少し遅れをとる。しかし、それは決して埋められない遅れではないと思うからだ。僕は実際、英国人の子と授業の話をする、先生にもう一度質問をする、それでもわからない所は日本語で調べる、それだけでその遅れを埋められたからだ。今回に限ったことではなく、イギリスにいて何度も教えてもらっていることだが、他国語を喋る人と喋る時も、共に勉強する時も、共にサッカーなどで遊ぶ時も、研究する時も、伝えようという意志を持ち、失敗を恐れなければ、英語というものは怖くない。と、改めて感じさせられた。

(高等部2年生 男子)
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