新春かるた大会

新春かるた大会 新春かるた大会 新春かるた大会 新春かるた大会
さあ、戦いの始まりである。剣道場に続々と集まってくる生徒たち。
そう、今日は百人一首を全校生で取り合う、新春かるた大会。
冬休み前に告知されたこの大会に向けて、去年の悔しさをばねに今まで頑張ってきた人がいる。初の百人一首に、今からどんな大会が始まるのかと、不安な人がいる。
2013年という新しい年が明け、また慌しく始まった立教生活の中で、新年・お正月・そして日本の文化を感じることの出来る唯一の行事。和歌を覚えるには最適の遊び、百人一首。そして、この行事では学年や人数などは関係なく、少しでも覚えて、早く取った人が勝ち。普段は高校生にはなかなか太刀打ち出来ない小中学生も、対等に戦うことが大いに可能なのだ。
今回は全部で6つの、「葵」「夕霧」「浮舟」「桐壷」「夕顔」「若紫」という座に別れ、全学年が混ざっての勝負。
「きみがため~」
上の句が読まれ始めた。100枚の取り札を取り囲んで正座する生徒の表情は、真剣そのものだ。さっきまでのざわついた雰囲気が、一瞬で緊張感に包まれる。
覚えていた札を取るため、上の句が聞こえた瞬間に札をはじいていく生徒。他の者に取る隙を与えない。覚えていたはずなのに、なかなか見つけられず、悔しい思いをする生徒。みんなの迫力に負けて、ただただ見ているだけになっている生徒。
一枚一枚が終わるたびに、あちらこちらから歓声が沸く。満足げにその札を監督の先生に見せる姿は、充実感であふれていた。
また、本日より滞在中の地元ホーシャム市の女子校、ミレー・スクールからの短期留学生も見学に来ており、初めて見る百人一首、そしてそれに夢中になる立教生たちを興味深そうに眺めていた。取り札に書かれたひらがなは読めるようで、英国人がゆっくりとそれを読む姿も、また趣があって良かった。読み札に書かれた歌人たちの美しい絵にも感動している様子だった。
最後の一枚が終わった。さあ、何枚取れたのだろう?
去年より1枚でも多く取れた、去年より取れなかった、ゼロ枚だった…
いろんな結果が聞こえてくる。が、しかし、一つ言えることは、百人一首とは遊びのように思えて、実はとても熱くなれる勝負であるということ。かるた遊びというのは、いくつになってもそういうものである。そして、なかなか興味を持てなかった和歌に少しでも触れ、みんなで日本を味わうことが出来たことは、貴重な体験となったことだろう。
集計の結果、高校生をおさえて優勝したのは何と小学生・中学1・2年生の混成チーム。
個人優勝も中学2年生の女子であった。
また来年の戦いに向け、今回の喜びや悔しさをばねにしてくれることを願っている。