英語検定準1級をロンドンで受験。その他の級の受験は準会場である本校で行われました。

英語検定準1級をロンドンで受験。その他の級の受験は準会場である本校で行われました。

「そうか、今日は英検か。」「頑張ってね。」
起床後、朝のラジオ体操に向かう友達に励まされながら、中学校2年生から高校2年生まで8名の生徒がタクシーに乗り込み、英検準1級を受験するためロンドンに向かいました。
例年、英検を受験するこの時期は身震いするような寒さなのですが、この日は曇り空ながら比較的暖かで、気のせいか生徒たちもゆったりと落ち着いた気分で会場に到着。毎回必ず本校の生徒が参加するので会場の係の人もすぐに朝食をとる場所に案内してくれます。ここで学校のキッチンスタッフが用意してくれたサンドイッチを頬張りながら、緊張感が少しずつ増してくるのを感じつつ皆で朝食。「それじゃ、皆頑張るんだぞ。」引率の先生が声をかけるといよいよ本番、それぞれの試験教室へと向かって行きました。

2時間後、タクシーが待つ会場前に一人、また一人と試験を終えた生徒が出てきました。
「どうだったかな? 手応えは?」
引率の先生の言葉に、
「んー、ちょっとまずかったかも…」
「難しかったですよ。」
と生徒達。でも試験前に比べるとずっとスッキリした顔で、皆穏やかな表情をしていました。きっとここ数日続いていた試験前の緊張から開放された嬉しさもあるのでしょう。
「先生、そう言えば先輩も受験しに来ていましたよ。」立教で一緒に生活していた先輩と試験会場でバッタリ出くわしたとのこと。しばらくするとその先輩が2人、会場から出てきました。
「久しぶりだね。元気かい。試験はどうだった?」
先生の言葉に、
「さすがにもう受からないとね。」
と頼もしい答えが返ってきました。
全員揃ったところで先輩と一緒に会場前で記念撮影。先輩に会えたことも生徒達にとってとても良い刺激になりました。

2級以下を希望した生徒は、翌日の日曜日に本校で受験しました。18名が2級を、そして5名の中学生が3級、4級をそれぞれ受けました。
数年前に本校が準会場となって以来、年に3回、多くの生徒が定期的に英検を受験しています。学校の授業とは別に自習時間を利用して問題集を使いながらそれぞれ勉強を進めるスタイルも定着してきました。分からないところがあれば、昼間であろうと夜であろうとすぐに英語の先生のところに聞きに行けるのが全寮制の本校の強みでもあります。
ケンブリッジ英検や昨年から本校で受験できるようになったTOEICと合わせて、この実用英語技能検定試験は本校生徒の英語学習の良い目標になっているようです。