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ケンブリッジ大学サイエンスワークショップ「サイエンスワークショップを通じて」



サイエンスワークショップは、想像していたようにやはり大変だった。

だが、「大学レベルの高度な知識、技術を実験を通して学べる」という喜びが大きくて、最初は「長く感じるだろうな」と思っていた七日間があっという間に過ぎていってしまったくらい、毎日が本当に楽しかった。特に僕が今回選んだ研究テーマは、大学の教授にも結果が分からない難しい問題で、さらにそれを英語で理解しなければならなかったのでとても大変だった。持ってきたスーツケースをひっくり返して奥にしまっていた生物の資料集を引っぱり出し、その日にやったことをその日のうちに復習して、「周りに遅れないように」と必死についていこうとした。こんな経験をこんなに早いうちから経験できて僕は幸運だったと思う。これはそうそう経験できることではない。

そして今回最も強く僕の心に残ったもの。少しベタかもしれないがそれは「仲間との出会い」だ。東北、そして世界の同世代の人達と、実験室では互いに持っている知識をぶつけ合い、夜になればトランプをしたり一緒にふざけあったりし、またある時にはスポーツをして汗をかく。一緒に色々な話もした。東北の生徒達がしてくれた、あの東北の大震災の話は、今でもその内容全てを覚えているほど、強く印象に残っている。

「家に帰りたくても帰れない。」
特にこの言葉に僕は衝撃を受けた。自分の中ではこの事実はしっかり分かっているつもりだった。だが実際には、僕はこの言葉の重みを全く理解していなかった。たとえ自分では真剣に考えていたつもりでも、もしかしたら心のどこかで「他人事」のように感じてしまっていたのかもしれない。実際にあの震災を経験した人を目の前にした時、僕は何も言えず、そして苦しかった。またそれと同時に、「本当は思い出したくないであろう、過去の辛い記憶に正面から向かい合い、自らそれを語ろうとするこの東北の生徒達はなんて強いのだろう!」と思い、「同じような状況におかれた人達を一人でも多く救いたい。」と心の底から思った。たぶん、みんなが同じような思いを抱いたのではないだろうか。

一緒にいたのはたったの七日間だったが、僕はみんなのことを、一生、仲間として忘れることはないだろう。いつかこの仲間達とまた、世界の舞台で会えるように、今回感じた多くの刺激を忘れることなく、まずは今している勉強から、日々努力していきたいと思う。

(高等部2年生 男子)
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