「予習」によって、もっと楽しくなった高校2年生のロンドンアウティング

「予習」によって、もっと楽しくなった高校2年生のロンドンアウティング 「予習」によって、もっと楽しくなった高校2年生のロンドンアウティング 「予習」によって、もっと楽しくなった高校2年生のロンドンアウティング 「予習」によって、もっと楽しくなった高校2年生のロンドンアウティング
合唱コンクール、新春かるた大会、生徒会選挙、模擬試験、次々にやってくる対外試合。
これらの行事や勉強に日々忙しい高校2年生ではありますが、その忙しい間を縫って、アウティングまでにやらなければならない「宿題」が課されました。
3学期のアウティングの行先はロンドン。
今回は、隣接している3つのミュージアムのうち、興味のあるところ1つを選んで、グループごとに見学することになりました。
1つ目は、英国ヴィクトリア時代に建設され、英国王室や、イギリスのミュージカル、ドレス、ジュエリー等のコレクションが展示されているVictoria&Albert Museum。
2つ目は、恐竜や動物、虫の化石や模型、宇宙や太陽のコーナーや地震体験コーナーもあるというNatural History Museum。
最後に、産業革命期の科学技術を中心に展示をしているScience Museumです。
「宿題」とは、訪れるミュージアムの”おすすめ”の展示の紹介を作ること。
これを元に、当日は自分たちの調べた展示や他のグループおすすめの展示を見学しよう!というわけです。
こうして、公式ホームページの英語を日本語に訳したり、ガイドブックを参考にしたりと苦戦しながら、なんとかクラス全員の力でアウティングのしおりが完成しました。
そして迎えた当日。
10時出発というゆったりしたスケジュールと、降らなかった雨に感謝し、ロンドンを目指します。
思い思いの昼食をとったあと、いよいよミュージアム見学開始です。
2時間という限られた時間のなかで、ポイントだけを絞って見学するグループや、なるべく多くの展示を見ようと休憩もとらずに見学するグループと様々でしたが、皆で作ったしおりのおかげで、見所をつかんで見学できたようでした。
夜のお楽しみは夕食とミュージカル。
今回の夕食は、ラーメンを食べたグループが多かった模様。中にはラーメン二杯とチャーハンを食べたというつわものも・・・。
ミュージカル、今年は「オペラ座の怪人」を観劇しました。
高校生であっても、英語のミュージカルをすべて理解するのは難しい。
しかし、観劇後、生徒たちは「あの場面がよかった!」「最後のシーンの解釈は?!」などと感想を言い合っていました。
実は、ミュージカル好きのMくんが、クラス全員に向けて「オペラ座の怪人」についてまとめたパワーポイントを作成し、有名な曲を紹介しながらプレゼンテーションをしてくれたのです。
おかげで、内容を事前に知ることが出来、昨年以上にミュージカルを楽しむことができたようです。
高校2年生のレポートより、感想を紹介します。
・今回のミュージカルは去年と違って、前日にMくんがあらすじを紹介してくれたこともあって、内容がなんとなく理解できたので、見ていてとても面白かったです。
・日本に帰ったら、「オペラ座の怪人」を本で読もう。きっとこのミュージカルが頭の中で再演されるに違いない。
・Victoria&Albert Museumでは、世界史の授業でつい最近でてきたジェームズ2世のファッションも展示されていて、とても楽しくみることが出来ました。
・一度行ったことのあるNatural History Museumは、前に行ったときは英語の意味がわからずに見ていたが、今回事前に自分たちで調べたことで、どこに展示物があるか、コーナーの一番人気は何か、など以前より楽しむことができました。
・Natural History Museumに行く前に、私はドードーという絶滅した鳥を調べた、そして実際の大きさの模型を見ると、想像以上に大きくて顔つきが怖かった。それくらいリアルで今にも動きそうなほど細かく作られていた。
・Science Museumは広すぎて全部回りきれなかった。小学生に混じっての体験コーナーは、なんだかんだとても楽しかった。文系ではあるが、理科って面白いなーと思った。