2011年度卒業終業礼拝:日本での受験を終えて帰寮した高校3年生が立教で過ごした最後の日

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3月10日(土) 、2011年度卒業式が無事終わりました。
ここ数日冴えない天気でしたが、この日は本当に春を思わせるポカポカ天気。まさに卒業式にぴったりの陽気でした。
受験の為日本に帰国していた高校3年生が数日前から帰寮し始め、卒業式当日もさらに1人が帰寮。式に参列した卒業生は小学6年生3人、中学3年生15人、そして高校3年生14人の計22人でした。受験のため日本に帰国したまま式に参列できない卒業生が毎年何人もいるのですが、その生徒たちの代わりに、式の行われるチャペル入口には7段飾りの立派なお雛様が3月3日を過ぎても飾られています。今からもう30年以上も昔、卒業式に参列するために日本からやってきた2人の生徒が、日本に残っている仲間たちの代わりにとわざわざ飛行機で運んできてくれたのが始まり。以来、そのお雛様は毎年卒業していく生徒たちを優しく見守ってくれています。
今年の卒業式には、来賓として在英国日本国大使館の総領事や日本の立教学院理事長を始め、本校の理事を務めるイギリス企業のトップの方々にもご参列頂きました。そのご祝辞の中で、これから新しいスタートを切る生徒たちに励ましの言葉と貴重なアドバイスを頂きました。また、地元ホーシャム市議会の議長からは高校2年生のMさんにアンバサダー賞が授与され、夏の短期留学やバトミントン部の対外試合、校外学習を通して積極的にイギリス人と交流してきた姿勢が讃えられました。
そして最後は卒業生スピーチ。本校中学部に進学する小学6年生のSさん、ご両親が帰国し日本の高校に進学することになった中学校3年生のY君、そして最後は、生徒会長を務めていた高校3年生のS君。それぞれが数年間の立教生活を振り返り、すべての立教生に熱いメッセージを語ってくれました。かつて現地校に通っていたY君はもちろん英語のスピーチ、そして大学合格が決まった後もさらに英語を磨き続けたというS君も最上級生として堂々と英語によるスピーチを披露し、後輩たちを大いに感動させてくれました。
曰く、「入学当初は、日本の友達が楽しんでいることを何でこの学校ではすることが出来ないのかと思っていた。でも今はこの学校で学べたことに感謝している。僕らは、日本の人たちがしていることで出来ないことがあったとしても、それ以上に、日本の皆が出来ないことをこのイギリスで、この学校で沢山経験出来たのだと思う。いっしょにここで過ごしてきた皆さん、先生方、そして同学の仲間たち、本当にどうもありがとう。」